スマホやタブレットの普及に伴って急増してきたのがポケットWiFi。最近では固定回線にも負けない速度も出るようになり、固定回線に代わり屋内屋外どこでも使えるオールマイティな存在として人気を集めています。
そんなポケットWiFiも万能ではなく、大きな問題として通信速度の制限というのがありました。しかし、万能ではないながら実質無制限のポケットWiFiとして業界を一歩リードしていたWiMAXが速度制限という面ではポケットWiFi非常に優れていました。
そんな代表的なポケットWiFiであったWiMAXがなんとさらに速度制限の緩和を行いました!こちらでは、そんなWiMAXの変更を中心にポケットWiFiの速度制限についてみていきましょう。
ポケットWiFiの唯一のネックとされていた速度の制限緩和ですから、これはWiMAXユーザーやこれからWiMAXを検討している方は必見です!
最新ニュース!WiMAXの制限緩和
まず、今回の目玉であるポケットWiFiの最大手WiMAXにおける速度制限緩和のニュースをご紹介しましょう。簡単にいいますと、通信速度制限にかかるまでの通信容量を大きく変更したしたというものです。しかしここでこんな疑問をあなたもお持ちではないでしょうか。
WiMAXといえば通信速度無制限じゃなかったっけ?
確かにギガ放題プランをご利用になれば、月間7GB通信速度制限というのはWiMAXにはありません。しかし、他社のポケットWiFiでよくある別途3日3GBの速度制限というのがWiMAXにも存在するのです。これは直近3日のうちに3GBのデータ通信容量を超えると翌日の13時ごろ〜翌々日の13時ごろまで速度が制限されるものです。これはWiMAXに限らずほとんど全てのポケットWiFiに共通する速度制限になります。
しかし、ポケットWiFiの中で唯一速度制限が実質ないといわれてきたWiMAXはこの3日速度制限時でも5~6Mbpsでていたから。
そこで、今回のWiMAXの制限速度緩和。3日間のデータ使用容量が10GBに引き上げされ、制限の適用時間も翌日18時ごろから翌々日2時ごろまでの8時間のみに短縮されます。今まで実質30GBまでが完全無制限だったのが、なんと100GBまでに。これは、よほどの大容量を使わない限り速度制限がかかる量でありません。
こちらの実施は2017年の2月2日から実施されるもので(初回計測期間は1月30日から2月1日まで)10GBにまで広がった容量により、ポケットWiFiで最もネックだった速度制限に入るリスクは大きく減ったのです。
ただし、制限時でも今まではある程度でていた速度。ここにも変更が加えられ、制限時の通信速度自体は低下しており、3GB制限の頃は5~6Mbpsほどの速度出ていたのに対し、今回の10GB制限の場合、速度は1Mbpsとなっております。
万一、制限に入ってしまった際の速度の遅さは非常にストレスになりますが、3倍以上にも容量が大きくなった為、ほとんどの方に速度制限の心配はほとんどないといえるでしょう。
ポケットWiFiの速度制限について
ここでポケットWiFiの速度制限とはどういったものか、もう一度細かくおさらいしていく事にしましょう。まず、ポケットWiFiの速度制限には7GBなどの月間容量による速度制限と3日3GBなどの短期間による速度制限の2種類があります。それぞれの速度制限についてご利用環境と考えながら詳しく見ていきましょう。
月間容量による速度制限
月7GB制限とは月間のデータ通信量が7GBを超えた際に、翌月まで通信速度に制限がかかるものです。この制限時の速度は128kbpsというのが多く、youtubeの視聴だけでなく、ネットサーフィンを普通にすることすら厳しい速度といえます。しかも翌月まで解除されない為、月初めにかかってしまいますと、その月はまともにポケットWiFiが使えなくなります。非常に厳しい通信速度の制限です。短期間による速度制限
3日3GBに代表されるこのポケットWiFiの最もネックになる速度制限。上記の速度制限の場合、直近3日の間のデータ通信量が3GBを超えた際に、翌日の13時ごろ〜翌々日の13時ごろまで掛かる速度制限で、この制限時の速度はWiMAXでは5~6Mbpsほどといわれています。これは普通のネットサーフィンやyoutube視聴ぐらいは可能な速度です。一方で、3日で3GBではなく3日で1GBとさらに厳しいポケットWiFiや、3日制限の場合でも速度が128Kbpsになることがほとんど。ポケットWiFiの通信制限時の速度で具体的にできる事は?
7GBなどの月間容量による速度制限にかかってしまった時、制限時の速度で具体的にどこまでの事が可能なのかでしょうか?具体的に見比べる為にインターネット速度の基礎知識から勉強していきましょう。よく情報を見ると〇〇Mbpsとか〇〇Gbpsといった表示を見かけるかと思われます。このbpsというのは速度の単位で、1秒間で受信できるデータ量を表しています。このbpsの前に『k=キロ』『M=メガ』『G=ギガ』という単位がついて、その通信速度の大きさを表します。ちなみにこの『k=キロ』『M=メガ』『G=ギガ』の大きさの順は、『k=キロ』<『M=メガ』<『G=ギガ』のようになっており、詳しくは1M=1000k/1G=1000Mとなっています。ここまでを踏まえて実際の制限時の速度を見てみましょう。
まず、7GB制限時の速度は128kbpsが一番多いですが、通常制限前のポケットWiFiの平均的な速度は15Mbpsといわれていますますので、両者を比べますと制限時の速度はなんと制限前の約117分の1です。こう見比べてみると、どれだけ遅くなっているかが分かりやすいと思われます。まさに新幹線と徒歩のような速度の違いです。
ちなみに128Kbpsの速度で具体的にどこまでの事が行えるかをだしてみました。
- メール/LINE ⇒ 問題なく使える
- LINE通話 ⇒ 問題なく使える
- グーグルマップ ⇒ 読み込みに時間がかかる
- ネットサーフィン⇒ かなり遅い
- Youtube ⇒ 接続が出来ない事が非常に多い
本当は違う?無制限という罠
通信速度の制限がどういったものかはご理解いただけたかと思いますが、各社のポケットWiFiのサイトを見ますと通信量無制限とか使い放題プランとかいうのを見かけると思います。このプランなら通信速度の制限を気にせず使う事ができるのではないでしょうか?
実はこの無制限や使い放題にはからくりが存在するのです。基本的にこれらの速度無制限プランは『月7GB制限』には適用となりますが、3日間など短い期間における速度制限には適用されないのです。
実際のところ通信速度の制限はどのポケットWiFiでも存在しているのです。ただ、WiMAXに関しては3日制限がかかったとしても制限時の速度が5~6Mbosと安定している為、実際のところ速度は無制限という事はご紹介しました。完全な無制限はポケットWiFiには存在しないという事になりますが、WiMAXだけは通信速度が無制限に近い形で使えるという事です。
さらに制限が緩くなり、無制限ならWiMAXしかない!
実質、通信速度が無制限で使える事が分かったWiMAXですが、さらに大幅な速度規制緩和を実施。今まで3日で3GBという制限までのデータ通信量が3倍以上の10GBに。これによって3日間による制限にかかる心配もほとんどなく使用が可能なため、より完全な無制限として使えるポケットWiFiになったのです。
どのポケットWiFiも3日3GB制限などがある為、使い放題や通信量無制限と呼ぶには厳しい中、WiMAXだけが実質無制限と呼ぶにふさわしいといえます。今回のWiMAXの速度規制緩和は実質無制限をより完全無制限に近づけたといっていいでしょう。
制限時の速度は1Mbpsに下がってしまう結果となってしまいましたが、速度制限がかかるまでのデータ通信容量は10GBに大幅アップ!他社の月間7GBを上回る容量で、さらに期間は3日と非常に短いですから、ここまで緩いのであれば、動画視聴やゲームがメインの速い速度が必要なユーザーも安心して使う事ができます。
ちなみに1GB容量でどこまでの事ができるのかをでYoutubeの視聴を例にして見てみる事にしましょう。
画質 | 画質評価 | 1時間消費量 | 1GBあたり | |
---|---|---|---|---|
144p | 低 | 120Mb | 約8時間 | |
240p | 低 | 180Mb | 約5.5時間 | |
360p | 標準 | 240Mb | 約4時間 | |
480p | 標準(自動選択) | 420Mb | 約2時間 | |
720p | 高画質 | 720Mb | 約1.2時間 | |
1080p | 最高画質 | 1260Mb | 約40分 |
これを見る限り標準画質で約2時間。高画質では約1.2時間。最高画質で約40分となっています。標準画質では10GBであれば200時間視聴することができるという計算。毎日2時間見ても10日は持つ計算です。
最高画質では400分、6時間半ほど見ることができます。1日2時間の最高画質動画をみたとしても3日は充分に持つ計算です。
ここまで余裕があれば、まさにポケットWiFiの完全無制限といっても過言ではありません。むしろ、よほどの大容量で使わない限り、速度の規制にかかるまで使う方が難しいでしょう。ネットサーフィンと動画視聴程度なら無敵です。
おすすめプロバイダ紹介
ここまでの話をまとめますと速度の規制を気にせず使えるポケットWiFiはWiMAXであるという結論に至ります。それでは最後に、どこのWiMAXを契約すればさらにお得なのかを紹介していく事にしましょう。
UQコミュニケーションズ社から出てきたWiMAXですが、いまでは多くのプロバイダがこのWiMAXを取り扱っています。自社でもUQWiMAXとしてサービス提供をしていますが、他のプロバイダ事にそれぞれのキャンペーンや特典を行っていてさらにお得に。
回線自体は上記でご紹介したUQ社のものなので、ポケットWiFiで最も気になる速度については、どのプロバイダでも同じであるWiMAX。そこで、ポケットWiFiでもう一つ大事な料金という面で見た場合、おすすめはプロバイダはBroadWiMAX。
月額料金が他社を圧倒する安さが最大の魅力。初期費用が掛かる場合もあるのですが、頻繁に初期費用無料キャンペーンを行っていますので、キャンペーン時の契約であれば最安でWiMAXポケットWiFiを使い続ける事ができるのです。
ここまでポケットWiFiのNo.1WiMAXの速度制限緩和についてみてきましたが、いかがでしょうか。ポケットWiFiを決める際はあなたの利用容量と求める速度、料金などによっておすすめは変わりますが、基本的にはこの無制限に最も近く、料金も非常にお得なWiMAXがおすすめでしょう。さらにポケットWiFiの比較を総合的にしたい方はこちらの総合ページへどうぞ。